新しい広島焼きメニューとして、今回は「赤鬼広島焼」の試作に挑戦しました。

名前の通り、見た目はかなり赤く、いかにも辛そうな一枚です。

ただ、今回目指しているのは、ただ辛いだけの激辛メニューではありません。
見た目のインパクトはしっかりありながら、食べてみると辛さの奥に旨味があり、最後までおいしく食べられる“旨辛”の広島焼きです。

辛いものが得意な人だけが楽しめるメニューではなく、
「辛そうだけど、食べてみたら意外とうまい」
「見た目より食べやすい」
「でもちゃんとクセになる」

そんな味を目指して、まずは試作第1号を作ってみました。

赤鬼広島焼を作ろうと思った理由

広島焼きは、キャベツ、麺、卵、ソースが重なってできる、満足感のある粉もん料理です。

そのままでももちろんおいしいのですが、看板メニューとして印象に残る一枚にするには、もう一つ「食べてみたい」と思える特徴が必要だと感じていました。

そこで考えたのが、赤いソースを使った広島焼きです。

赤い見た目には、分かりやすいインパクトがあります。
写真に撮った時にも目を引きますし、メニュー名としても覚えてもらいやすい。

ただし、見た目だけで終わってしまっては意味がありません。

大事なのは、もう一度食べたくなる味になっているかどうかです。

辛いだけでは、最初の一口は面白くても、最後まで食べるのがつらくなることがあります。
逆に、辛さが弱すぎると「赤鬼」という名前に負けてしまいます。

そのちょうど良いところを探すために、今回の試作を行いました。

まずは赤鬼ソースづくりから

今回のポイントは、やはりソースです。

赤鬼広島焼という名前にする以上、見た目の赤さは必要です。
しかし、赤ければ良いというものではありません。

辛味、甘味、酸味、旨味。
このバランスが崩れると、広島焼き全体の味がまとまりません。

特に広島焼きは、キャベツの甘みや麺の香ばしさ、卵のまろやかさがあります。
そこに赤いソースを合わせるので、ソースだけが強くなりすぎないように注意しました。

見た目は赤鬼。
でも味は、広島焼きとしてちゃんとまとまっている。

そのラインを探るのが、今回の一番大事な部分です。

鉄板で焼くと、香りが変わる

ソースを作ったら、実際に広島焼きに合わせていきます。

ソース単体で味見した時と、鉄板の上で焼いた時では、印象が変わります。

鉄板の熱が入ることで、ソースの香りが立ち、酸味や辛味の角が少しやわらぎます。
逆に、火を入れすぎると風味が飛んだり、焦げた苦味が出たりする可能性もあります。

このあたりは、実際に焼いてみないと分かりません。

広島焼きは、仕上がった姿だけを見ると一枚の料理ですが、作っている途中には細かい判断がたくさんあります。

キャベツの蒸し具合。
麺の焼き加減。
卵とのまとまり。
ソースを塗るタイミング。
仕上げた時の見た目。

試作とはいえ、こうした一つひとつを確認しながら焼いていきます。

見た目のインパクトはかなり強い

焼き上がった赤鬼広島焼は、想像以上にインパクトのある見た目になりました。

赤いソースが広島焼き全体を覆うと、普通の広島焼きとはかなり印象が変わります。

正直、見た目だけで言えばかなり辛そうです。

でも、今回狙っているのはそこです。

「これは辛そう」
「でもちょっと食べてみたい」
「どんな味なのか気になる」

そう思ってもらえる見た目は、メニューとして大事な魅力になります。

ただし、見た目のインパクトに味が追いついていなければ、商品としては成立しません。

だからこそ、ここからが本当の試作です。

食べてみて感じたこと

実際に食べてみると、見た目ほど単純な辛さではなく、旨味のある辛さに近づけそうな手応えがありました。

広島焼きのキャベツの甘みや麺の香ばしさがあるので、赤いソースの辛味だけが前に出すぎることはありません。

ただ、試作第1号としては、まだ改善したい部分もあります。

ソースの濃度。
塗りやすさ。
辛味の残り方。
最後まで食べた時の重さ。
見た目の赤さと味のバランス。

特に、ソースのとろみや塗りやすさは、実際の営業で提供することを考えると大事なポイントです。

おいしくても、仕上げに時間がかかりすぎるとメニューとしては使いにくくなります。

味だけでなく、作りやすさまで含めて完成度を上げる必要があると感じました。

今回はまだ完成ではありません

今回の赤鬼広島焼は、あくまで試作第1号です。

見た目の方向性や、旨辛メニューとしての可能性はかなり感じました。
一方で、商品化するにはもう少し調整が必要です。

特に次回以降は、辛味と旨味のバランスに加えて、まろやかさやコクをどう足すかを考えたいと思っています。

現在はまだチーズを入れていませんが、今後の試作ではチーズを合わせることも考えています。

赤鬼の辛味にチーズのコクとまろやかさが加われば、より食べやすく、クセになる一枚に近づくかもしれません。

ただし、チーズを入れることで味が重たくなりすぎないか、辛味がぼやけすぎないかも確認が必要です。

ここは試作第2弾以降の大事なテーマになりそうです。

楽しく、でも真剣にメニューを育てたい

新メニュー開発は、楽しい作業です。

名前を考え、見た目を考え、味を組み立て、実際に焼いてみる。
思った通りにいくこともあれば、思ったより難しいこともあります。

今回の赤鬼広島焼も、見た目の面白さだけで終わらせず、ちゃんとおいしいメニューとして育てたいと思っています。

食べた人が笑ってくれること。
写真を撮りたくなること。
でも最後には「ちゃんとうまい」と感じてもらえること。

その全部を目指して、試作を重ねていきます。

まとめ|赤鬼広島焼、可能性ありです

今回の試作第1号では、赤鬼広島焼の方向性が少し見えてきました。

見た目のインパクトは十分。
味も、ただ辛いだけではなく、旨辛として育てられる可能性があります。

一方で、ソースの扱いやすさ、辛味と旨味のバランス、仕上げのスピード感など、商品化に向けて調整したい部分もあります。

まだ完成ではありません。

でも、だからこそ面白い。

次回はさらに改良を加え、より完成度の高い赤鬼広島焼を目指していきます。

赤鬼広島焼、これは看板候補になるかもしれません。

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